からすのしっぽ

日々のおおまかなことを書いています。

でかける

待ち合わせの約束などしていないのに、ふらりとでかけた先で偶然にも友人に会う。こんなことあるんやなあと昼過ぎから夜にかけて伊勢市周辺を堪能する。
「これからひとりで帰るのかよお」
「長距離やで気をつけてね」
お互いにふたりで外出することに慣れてしまったようだ。ひとりで運転することに退屈を覚えてしまった。話し相手がいないとどうも運転に飽きる。飽きる、というか、運転に集中しすぎて肩のちからが抜けない。すこし窮屈なのでトーク系のラジオかCDをかけて気を紛らす。

夜道。なるべく明るくて交通量があって動物さんの出現率が低そうなところがいい。しかし脳内の地図がちんぷんかんぷん、思ったところにでないぞでないぞとすこし迷いながら帰路についた。


きょうはそのおさらい。
あの町名と町名がとなりでえ、あの道がここでえ、渋滞避ける裏道はあ、えーと、えーと。グーグルマップとにらめっこ。三重県の山々の面積ときたら。隣の市へ向かうにも車で小一時間はかかる。隣県に出るのと大差ないので、移動時間を体感してしまうと「案外どこも近いなあ」と行動範囲が広がっていく。

初見にしてさも地元民のようにショートカットコースを知っているひとがいるが(父親がそうだった)、方向音痴を克服したいま、地図をしっているひとになりたい。気がする。なんてことをおもっていると紙の地図の必要性を感じる。更新していない古いカーナビを使っているが、気になった場所で車を停めて地図を俯瞰して書きこみたくなる。おなじ作業をデジタルでもできるけれど、鉛筆をもっているほうが性に合ってたのしそうだ。