からすのしっぽ

日々のおおまかなことを書いています。

服を着る

いったい何を着たらいいのかわからない。
暑いのか、寒いのか。今晩「ライブへいきましょう」と知人からお誘いがあって街へ出る。で、その街はここより暑いのか、寒いのか。夜は寒いのか。このあたりは寒いぞ。きっと帰ってくるころには、うんと寒いぞお。……で、いったい何を着たらいいのかわからない。

ねこちゃんがいるので日ごろは『穴があいてもいい』シャツを着ている。
『穴があいてもいい』シャツと『穴があいちゃだめ』なシャツを持っている。ここのところ外出することが減ったので後者のシャツはすっかりタンスの肥やしになっているが。

ちょっと肌寒いくらいがちょうどいいのだろうか。
『穴があいちゃだめ』なシャツにアイロンをかける。アイロンをかけてシワを伸ばしているんだかシワを作っているんだかよくわからないけれど、とにかくアイロンをかける。いちおう、パリッとした。いちおう、お店でみた第一印象のこころはずんだかたちになった。はず。


おしゃれには鈍感なほうなのだが、服をまとうって、たのしいものだなあとおもう。
いままでアイロンなんて無頓着だったが、あの第一印象の「いいなあ」を身にまとうことで、どんなときでも気分がはずむ。が、その、気分がはずむシャツはタンスの肥やしになっている。遠出じゃなくとも『ちょっとそこまで』の外出で着てしまえばいいんだろうなあ。そんなことをおもう日。きょうはそんな日。