からすのしっぽ

日々のおおまかなことを書いています。

どうぶつとの距離感

あかんぼうのころからどうぶつが身近にいるひとは、生涯どうぶつに好かれるのだろうか。ときどき、わんちゃんやねこちゃんがあかんぼうの面倒をみている様子をテレビなどで見るけれど、わたしもねこちゃんに育てられたひとで。その影響なのか。

わたしはずっと、なぜか環境が変わってもねこちゃんに出会うし、なぜか散歩中のしらないわんちゃんに懐かれるし、なぜか「このこ人見知りすごいねんけどなあ」というこがちゃっかり膝の上で懐いているし、なぜか玄関を出るとトンビちゃんやカラスちゃんがやってくるし、なぜか。なぜか。ということがずっと続いている。
なぜか。といえば雨にあわない。だから梅雨の時期なんてうれしくってたまらない。


やくそくがあって待ち合わせ場所に急げ急げと向かっているところ、ふとあついまなざしを感じてふりかえるとわんちゃんがこちらを見ていた。この道はわたしの散歩コースなので、こうやって居合わせたときは挨拶することにしているのだけれど、このときは考え事をしていたので、うっかり素通りしてしまうところだった。
おっと、おっと、まわりが見えていませんでした。と撫でにいくと、こちらにおへそを向けてあおむけでごろんごろんと、文字通りとけちゃったので「あれまあ」なんてうれしく思った。


せっかく懐いてくれるのなら、そばにいるだけであんしんする人間になりたいなあと。となれば、こころがわくわくしているひとになりたいなあ。なんて初心にかえる。
いまは、ちからを抜いてできる身の丈に合ったことを探し続けて、からだを伴って『転んだら起き上がる』ことをたいせつにしたいなあと改めて感じた。